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茜色の空

カテゴリ:芸術・文学( 86 )

久しぶりに歌舞伎を見に行った。東銀座の歌舞伎座は、取り壊されて更地に。あらためて、あの趣ある建物が無くなってしまった、と少々寂しい気持ちに・・・・・新しい歌舞伎座が出来るまでは、新橋演舞場にて。
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「頼朝の死」ーーー源頼朝の三回忌法要の日、父の最期に疑いを抱く頼家が真相を部下に問い詰める。だが、決して明かそうとしない部下と、「家は末代、人は一世」と説く、すべてを知る母政子。頼朝の死の真相は今だ分かっていないという。なかなか見ごたえあるものだった。
「連獅子」ーーー能の「石橋」を題材にした踊り。親獅子が子獅子を千尋の谷へ突き落とし、子が自力で這い上がってくるところから、最後はお馴染の、親子獅子の精が勇猛に毛を振り、獅子の狂いを見せる。坂東三津五郎と巳之助親子の共演で、足元まで垂れた毛を、首を何度も何度も振りながら見せる熱演だった。
「加賀鳶」ーーー江戸の市井に生きる大名火消「加賀鳶(加賀藩お抱え火消)」と悪党あんまの道玄の物語。火事とけんかに命を賭ける鳶の威勢のよい松蔵(片岡仁左衛門)と、極悪非道ながらどこか憎めない道玄(市川団十郎)のやりとりが面白かった。

休日だったこともあり、親子連れで子供の姿が見られたり、外人が結構見に来ていたり、いつものことながら着物姿の女性が目に付いた。
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by rapole | 2010-10-09 21:22 | 芸術・文学 | Comments(0)

ウン十年ぶりの再会

東京、乃木坂にある「国立新美術館」へ、「二科展」を見に行ってきた。

学生時代の友人から、「『二科展』に写真を出しているので、東京まで見に行くことになった。もし都合がつけば、会いたい。」とたよりがあったのだ。即OKの連絡をし、会うことに。

まだまだうだるような暑さの昼下がり、出かけて行って「二科展」を見始めたが、その量の多さにびっくり!  昔、よく見に行っていた時は、地方だったので、そんなに膨大な数ではなかった。東京では見に行ったことがなかったので、初めてだったが、はんぱな数ではない。
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「絵画」・「写真」・「彫刻」・「デザイン」部門があり、1階、2階、3階のほとんどのスペースを。(他に「マン・レイ展」もあり) 絵画は、ほとんどが抽象画でこれも驚いた。
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写真の部門に行き、私は懐かしい人を発見。我が亡き父の戦友が、まだ出品していらっしゃったのだ。昔、父のところに毎年、二科展の切符を送って下さっていて、よくもらって見に行っていた。その存在を忘れていたが、名前を見てまだご活躍されている、と嬉しくなった。聞くと、もう90歳を超えていらっしゃるとか。臼井薫氏の作品。
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友の写真・・・タイトルは「小春日和」・・・3連作。
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写真を始めて7年。学生時代は、絵を描いていて、その絵がうまくて私は好きだった。だから子育てを終え、絵ではなく、写真をやり始めたことにどうしても納得がいかず、毎年の年賀状に、「絵はやらないのですか。」とコメントを書き添えていた。でも、今回写真が凄いことを実感したし、写真の方が自分には合っているとの言葉に納得した。二科展に入選することは、凄いことらしい。
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館内の喫茶店で、コーヒーを飲みながら、積もる話を・・・最後に会ってから、数十年が経っていた。でも、おしゃべりを始めた途端、昔の二人に戻っていた。何の違和感もなく、学生時代の素のままの二人に・・・・・まさに、「友あり、遠方より来る。また楽しからずや」。
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by rapole | 2010-09-01 14:05 | 芸術・文学 | Comments(4)

市の有形文化財

久しぶりに息子が来たので昼食を食べに行った後、最近市の有形文化財に指定された旧家に寄った。以前、指定される前に公開された時行ったが、今回は市のボランティアの方が丁寧な説明をして下さった。
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江戸末期から明治期前半に建てられた豪農の住居や蔵などが市に寄贈され、歴史公園として開園された。
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母屋の茅葺屋根を見上げてみると、重厚な作りに・・・。
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明治27年に作成された銅版画。
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大きな長屋門から屋敷内に入ると、茅葺屋根の重厚な作りの母屋・格調高い書院と庭園・雑木林等がある。
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ゆったりと時間が流れる空間で、しばし歴史に思いをはせたひと時でした。
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by rapole | 2010-08-29 21:09 | 芸術・文学 | Comments(0)

オルセー美術館展へ

梅雨明けを思わせる、真夏の太陽が照りつける中、東京乃木坂にある「新国立美術館」へ行ってきた。「オルセー美術館展」開催中。混雑する夏休み前に、と多くの人が・・・20分程並んで、入場。
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1880年代半ばから、1900年頃にかけてフランスで活躍した、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、スーラといった画家達を「ポスト印象派」と総称する、とのこと。よく目にする絵から、初めて見る絵まで、全115点をたっぷり観賞。スーラの点描画「ポール=アン=ベッサンの外港、満潮」や、モネの「日傘の女性」、セザンヌの「台所のテーブル」などが特に印象に残った。

その後、7分位歩いて、「東京ミッドタウン」へ。久しぶりのミッドタウンをしばし散策。「ミッドタウン・サマー」が明日17日から開催されるとのこと。屋外の広場で、「ウォーター ワークス 2010」(夜空に上がる水花火。水と光と音の幻想的なアートショー)や、「BACARDI MIDPAK CAFE」(お酒、お食事が楽しめる夏季限定の屋外カフェ)、親子で巡る夏休みグリーンツアー等、楽しい催しがいっぱいとか。
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by rapole | 2010-07-16 20:26 | 芸術・文学 | Comments(2)

三菱一号館美術館へ

東京丸の内にオープンした「三菱一号館美術館」へ行ってきた。趣のある建物で、周囲の近代的なビル群の中で存在感が・・・・・。

「マネとモダン・パリ」開催中。マネの作品がこんなに一同に会した美術展は、ほとんどないとのこと。
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1894(明治27)年、開国間もない日本政府が招聘した英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計された、三菱が東京・丸の内に建設した初めての洋風事務所建築です。全館に19世紀後半の英国で流行したクイーン・アン様式が用いられています。当時は館内に三菱合資会社の銀行部が入っていたほか、階段でつながった三階建ての棟割の物件が事務所として貸し出されていました。この建物は老朽化のために1968(昭和43)年に解体されましたが、40年あまりの時を経て、コンドルの原設計に則って同じ地によみがえりました。
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中庭に面した入口。
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3階から見た中庭。
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都心の丸の内とは思えない静かなスポットで、付近のサラリーマンやOL達がお昼休みに寛いでいたり、歩き疲れた人々がしばしの休息を取っていた。
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by rapole | 2010-05-06 21:18 | 芸術・文学 | Comments(5)

歌舞伎座「閉場式」

老朽化に伴い建て替えられることになった「歌舞伎座」。 重要無形文化財に指定され、また、ユネスコにも世界無形遺産として登録されている。
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4月30日で閉場となり、29階建て商業ビルを併設する、新しい歌舞伎座は2013年春完成予定とのこと。その間の興行は新橋演舞場等で行われるという。今日は大勢のファンが、最後の別れを惜しみ詰めかけていたそうな・・・・・時々観劇に行っていた歌舞伎ファンとして、この趣ある劇場がなくなってしまうのは寂しい。
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by rapole | 2010-04-30 21:33 | 芸術・文学 | Comments(0)

合唱団の演奏会へ

松戸にある、「森のホール」へコンサートを聴きに行ってきた。お友達と二人でドライブしたのはいいのだが、道を間違えて、なかなか辿り着けず、開演に間に合うかしらと焦った。

これまで数度行っていて、分かっているはずなのに、一つ道を間違えて、すぐ近くまで行っていて辿り着けず、その周辺をウロウロ。我ながら情けなくて・・・・・なんとか着いた時は本当にほっとした。

松戸市の「リンリーズ」という混声合唱団で、指揮者は吉岡弘行氏。

1. スタジオジブリ名曲集
    1.世界の約束  (「パウルの動く城」より)
    2.となりのトトロ (「となりのトトロ」より)
    3.崖の上のポニョ(「崖の上のポニョ」より)
    4.やさしさに包まれたなら(「魔女の宅急便」より)
2.世界をめぐる合唱の旅
    1.カリンカ
    2.チリコン・カルネ
    3.アロハ・オエ
    4.タンゴ・ジェラシー
3.清らかな弦楽の調べ
    弦楽の為のスイート(組曲)   
       さすらい   
       私の青い縁取りのボンネット  
       おお、ウェイリー、ウェイリー
       アイロンをかけまくる
4.現代作曲家による教会音楽   
       ミサ曲      作曲:スティーブ・ドブロゴス

一緒に行ったお友達も合唱団に入っていて、そのコンサートなど今まで何度も聴いているが、今回のは遊び心に溢れた楽しい演出が一杯で楽しかった。歌声だけでなく、フラダンスやタンゴ、「スタジオジブリ名曲集」などはポニョの格好で歌う人がいたりと目でも楽しませてもらった。
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by rapole | 2010-02-28 21:10 | 芸術・文学 | Comments(0)

サラリーマン川柳

サラリーマン川柳、入選100句が選ばれた、とのこと。3/12 まで人気投票をし、10作品を選ぶという。
今の世相を現していて、面白い。読んでいて、思わずクスッと笑ってしまう。
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二人の子 婚活 就活 親カツカツ

もやしっ子 草食系に 成長し

「先を読め!」 言った先輩 リストラに

節約と 人には言わず エコと言う

仕分人 口調が 妻とそっくりだ!

新型は 女房車で 俺インフル

仕分人 妻に比べりゃ まだ甘い

不景気で 就活あきらめ 婚活へ

妻キレて 「来とうなかった 嫁になど」
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by rapole | 2010-02-16 12:31 | 芸術・文学 | Comments(4)

コンサートへ

今年も、友人の定期コンサートへ行ってきた。モーツアルトの交響曲とミサ曲を、オーケストラと男女混声合唱団が、薫り高く歌いあげた。(写真撮影禁止だったのが、残念)
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昨年までは、バッハやヘンデルなどの曲で古典的な雰囲気だったが、今年はモーツアルトで、なじみ易い感じがした。ソロのソプラノ・アルト・テノール・バリトンの歌手が、とても素晴らしい歌声を披露してくれて、惹き込まれた。
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会場が、晴海トリトンスクエアの隣だったので、終わってからしばらく散策した。
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レストランや洒落たショップが店を連ねていた。
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勝どき橋の近くを歩いて・・・。
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その後、東京駅、丸の内へ行き、ライトアップされた夜景を楽しんだ。
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大勢の人が、そぞろ歩きをしたり、夜店を覘いたりしてクリスマス気分を満喫していた。
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電動自転車が、無料で希望者を乗せていて、子供や若いカップルが嬉しそうにはしゃいでいた。
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by rapole | 2009-12-13 21:31 | 芸術・文学 | Comments(0)

「手紙」

最近はとんと手紙を書かなくなった。以前は、素敵な便箋と封筒・絵はがきを探して、見つけると嬉しくなり、友達などに書いていたものだけれど・・・・・・・・。

メールや携帯電話という便利なものが普及したので、私の周りでも「最近、手紙を書かないわ。」と言う人が多い。

でも、昔もらった手紙などを見つけた時、読み返してみると、その人の心の一端が垣間見えたり、暖かい気持ちが伝わってくることがある。

今日、テレビで、「手紙   ---親愛なる子供達へ---」という歌を聴いた。前にも聴いて、心に染み入る内容に、じ~~んとしたのだが、今日は、テレビで歌っている歌手、樋口了一さんの歌を追いかけて、歌詞を書き取ってみた。
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        「手紙」    ・・・・・・・・・・親愛なる子供達へ・・・・・・・・・・

年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても どうかそのままの私のことを理解して欲しい
私が服の上に食べ物をこぼしても 靴紐を結びそびれても あなたに色々なことを教えたように 見守って欲しい
あなたと話す時 同じ話を何度も何度も繰り返しても その結末をどうかさえぎらずに うなずいて欲しい
あなたにせがまれて 繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末は いつも同じでも私の心を平和にしてくれた

悲しい事ではないんだ   消え去ってゆくように見える私の心へと 励ましのまなざしを向けて欲しい
楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり お風呂に入るのを嫌がる時には 思い出して欲しい
あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて 嫌がるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを

悲しい事ではないんだ  旅立ちの前の準備をしている私に 祝福の祈りを捧げて欲しい
いずれ歯も弱り 飲み込むことさえ 出来なくなるかもしれない
足も衰えて 立ち上がる事さえ出来なくなったなら あなたが か弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように
よろめく私に どうかあなたの手を握らせて欲しい 私の姿を見て悲しんだり 無力だと思わないで欲しい

あなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらい事だけど 私を理解して支えてくれる心だけを 持っていて欲しい
きっとそれだけで それだけで 私には勇気が湧いてくるのです
あなたの人生の始まりに 私がしっかりと付き添ったように 
私の人生の終わりに少しだけ 付き添って欲しい

あなたが生まれてくれたことで 私が受けた多くの喜びと あなたに対する変わらぬ愛を持って 笑顔で答えたい
私の子供達へ 愛する子供達へ  


かなりシビアな内容だが、人の心の琴線に触れるいい歌。聴き手の年代によっても、受け取り方は違ってくる。  今、静かに流行しているとのこと。 色々な人が共感し、人の輪廻に思いを馳せていることだろう。

私は、数年前に亡くなった父母のことを思い出して、涙がほろり・・・・・。 かあさんが、「人は順送りだよ。」と言っていたっけ。 もう少ししたら、自分が今度はこの、愛する子供達へと言っている女性の立場になるのだわ・・・・・・・・・・そう考えたら・・・身が引き締まる思い。
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by rapole | 2009-10-24 22:06 | 芸術・文学 | Comments(4)