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茜色の空

2015年 01月 16日 ( 1 )

お雇い外国人

今月の英語サークルも、奥の深い内容で楽しいものだった。毎回テーマを決めて、数人がその役を果たすのだが、今日は、「明治時代の、お雇い外国人」について。

その前に、<その場で、即興で意見をまとめて話す>というコーナーがあり、担当者が問題を出し、4~5人が答える。 今日は、 "praise” (ほめる) 
    1.日本人について
    2.日本という国について
    3.我が市について
    4.我がクラブについて
    5.我がクラブの誰か1人について

まったく考えていなかった内容のことを、3分程にまとめて話すのは、結構大変。
日本人は勤勉で、気配りが出来て・・・・等など色々な意見が出た。

そして、「明治時代の、お雇い外国人」について。
お雇い外国人は、幕末から明治にかけて、「殖産興業」などを目的として、欧米の先進技術や学問、制度を輸入するために雇用された外国人で、欧米人を指すことが多い。江戸幕府や諸藩、明治政府や府県によって官庁や学校に招聘された。

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その国籍は、イギリス人(建築家ジョサイア・コンドル等)、アメリカ人(ウィリアム・スミス・クラーク等・・・北大のクラーク博士)、フランス人(軍の雇用が多数)、中国人、ドイツ人、オランダ人、その他である。彼らは高額な報酬で雇用された。「お雇い外国人時代」の盛期は、1870年(明治3)より1887年(明治20)前後までである。

多くは任期を終えるとともに帰国したが、ラフカディオ・ハーンやジョサイア・コンドル、エドウィン・ダンのように日本文化に惹かれて滞在し続け、日本で妻帯あるいは生涯を終えた人物もいた。

”Foreigners who Contributed to the Modernization of Japan in Meiji Era"

1. Frederick Eastlake (American)      教育者(言語学博士・・・23カ国語に精通)
2. Erwin von Bälz( Germans)         医師
3. Rouwenhorst Mulder(Dutchman)     利根川に運河を建設
4. Josiah Conder (Englishman)           建築家
   
各自が予め調べてきた人について発表した。
私も指名されていて、「ジョサイア・コンドル」について話した。
明治10年(1877年)来日のイギリス人・コンドルは、工部大学校造家学科(現・東京大学工学部建築学科)の講師として、次代を担う日本の建築家を育成した。一方彼は、政府の要請で、鹿鳴館、帝室博物館を設計し、ニコライ堂、岩崎邸から海軍省までも手掛け、日本における正統的洋風建築の数々を建築した。 旧岩崎邸 ・旧古河邸・ 清泉女子大学本館(旧島津公爵家袖ヶ崎本邸)・ 三菱1号館 などを建築。
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                 ジョサイア・コンドル
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                清泉女子大学本館(旧島津公爵家袖ヶ崎本邸)
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                      三菱1号館
  
教え子には、片山東熊・・・・・・旧東宮御所(現・迎賓館・・・2009年に明治以降の建築
                   としては、初めて国宝に指定された)等を建築。  
        辰野 金吾・・・・・・東京駅等を建築。   
等など、その後の日本建築界に貢献した建築家を多数育てた。

コンドルは、日本人の女性と結婚。愛妻くめは若き日の日本舞踊の師匠。河鍋暁斎に師事し、日本画を学び、日本舞踊、華道、落語といった日本文化にも大いに親しみ、趣味に生きた人でもあった。滞在し続け、日本で生涯を終えた。
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by rapole | 2015-01-16 20:43 | English