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茜色の空

「硫黄島からの手紙」

クリント・イーストウッド監督、渡辺謙主演のアメリカ映画、「硫黄島からの手紙」。その宣伝の為、今朝のテレビ番組に渡辺謙氏が出演し、語っていた。

第二次世界大戦終わり頃、アメリカ側は、東京への爆撃に必要、日本側は、それを阻止するという理由で、硫黄島での激戦が始まった。

小さな島を舞台に壮絶な戦いが・・・・・・。
 アメリカ軍 10万~15万人
 日本軍 22,923人

 アメリカ軍死傷者  28,500人程。 
 日本軍死傷者    22,900人。

渡辺謙扮する、栗林中将は、アメリカ留学の経験もある軍人。それだけに、アメリカの凄さも知っていたので、早くから「勝ち目はない」と悟っていたらしい。

それでも、トップとして日本軍を率い、地下壕を掘らせて、特攻ではなく、地下に潜ってアメリカ軍を迎え撃つという作戦を立てて指揮した。その結果、アメリカ軍に多大な被害を被らせた。でも、日本軍はほぼ全滅状態。

戦争の悲惨さは、私など戦後生まれは、本や映画、父母、戦争体験者の話からしか知らないのだが、聞くたび、見るたび、胸を締め付けられる思いがする。「何故、こんなむごい事を・・・」と、軍国主義で、間違った方向へ国民を引っ張っていった指導者へ、怒りの矛先が向くのだが、渡辺謙扮する栗林中将も、軍を指揮する立場と、一人の父として、家族を思う心との狭間で苦しんでいたのだと知って、切なくなった。

栗林中将の、家族に当てた手紙には、妻には戦争の状況を伝えたり、心情を綴ったりしているが、子供(女の子)には、子を思う父の気持ちがひしひしと伝わる言葉を。

アメリカ人のクリント・イーストウッドが、日本人の心情をここまで描く?と、ちょっと不思議な気がしたが、渡辺謙氏曰く、「日本人が描くと、叙情的になり過ぎるが、そこを彼が冷静に見て描いている。」と。

見に行ってみたくなった。久しぶりに映画を見に行こう・・・・・・。
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by rapole | 2006-11-18 09:55 | 芸術・文学 | Comments(0)