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茜色の空

7月大歌舞伎

久しぶりに、東銀座へ「歌舞伎」を見に行った。

昼の部(11時~3時10分)ーーーー今月は、泉鏡花の大正時代の作品が上演されている。泉鏡花は俗世と異界の対立などを描いた、幻想的な作風で知られ、世間の価値観に疑問を投げかけている。
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「夜叉ヶ池」  春猿、段治朗、右近など
 福井県、岐阜県境に実在する「夜叉ヶ池」にまつわる伝説を元にした物語
「海神別荘」  玉三郎、海老蔵など
 海底の宮殿が舞台。海神の公子(市川海老蔵)をはじめ、海底の国の人々が地上人の財欲や幸福感に疑問を投げかける。海底の国は地上の住人から見れば、黄泉の国(死の国)と言うことになるが、公子のセリフに、我々は普段忘れてしまいがちな情熱を美女(坂東玉三郎)と一緒に思い出すことになる。

普段の歌舞伎は、江戸時代、鎌倉時代など、時代物が多い。だが、今回は現代の語り口で、綺麗な衣装に身を包んだ役者が演じていて、現代劇を見ているような錯覚に襲われた。玉三郎は相変わらず美しく、海老蔵は、切れ長の目で、キリリとした貴公子役を熱演していた。
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by rapole | 2006-07-25 22:32 | 芸術・文学 | Comments(0)