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茜色の空

「バーナード・リーチ展」へ

日本を愛した英国の陶芸家・バーナード・リーチの展覧会を東京、日本橋高島屋へ見に行って来た。

英国での代表作をはじめ、民芸運動を起こした柳宗悦らと交流しながら日本各地で制作した陶磁器、素描、版画など約120点が展示されている。生誕125年。
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香港に生まれ、幼児期を日本で過ごしたリーチは、英国の美術学校で学び、22歳のときに再訪を果たします。白樺派の同人らにエッチングを教授するうちに、民藝運動を指導する柳宗悦(やなぎ むねよし)と知り合い、日常生活の中で芸術をとらえる視点をもちます。楽焼の絵付体験から陶芸に興味をもったリーチは、富本憲吉をさそって六世尾形乾山に入門し、陶芸家の道を志します。 日本に10年間滞在したのち、1920年に濱田庄司を伴って英国に帰国し、セント・アイヴスに登り窯を築きました


その後も、リーチはたびたび来日し、益子(栃木県)や出雲(島根県)、小鹿田(大分県)など各地の窯を巡り、職人たちに惜しみなく技やデザインを教え、自らも優れた作品を残しています。リーチが目指した「東洋と西洋の美の融合」は、近代日本の陶芸が進むべきひとつの指標となりました。

手賀沼のほとり、我孫子に柳宗悦の別荘があり、そこで作陶をしていた事は知っていて、興味があったが作品を見る機会はなかった。花瓶や大皿など、色々な手法で仕上げていて、温かみのある品々に感服した。

10月に修復が終わる東京駅。 全体像は写しきれなかったが、ほぼ完成。
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丸ビルのすぐ横に、「スカイバス TOKYO」の乗り場がある。2階建バスで銀座やお台場などを周遊。一度乗ってみたいのだが、今日は34度位で暑く、とても乗る気にならなかった。
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せっかくだから銀座を銀ブラでもと思ったのだが、それも暑さに負け、早々に帰ってきてしまった。
by rapole | 2012-08-29 21:19 | 芸術・文学